
こんばんは。
今日は、先日ご紹介したフランス製の『赤ずきんちゃん』の
ポストカードと同じシリーズのカードをご紹介します。
私が今持っているカードは2番、3番、4番、5番、全部で4枚。
(*カードの右下の228/◯ という印字
◯部分が、シーリズの何番目かを示す数字です)
2番から5番へと順に並べ、下に書かれたフランス語を辿ると、
赤ずきんちゃんの物語を楽しめるようになっています。
それでは、まずは「2番」のカードから。
会話文の前に書かれている「Chaperon Rouge」は
フランス語で「赤ずきん」のことです。
Le vilain loup demande à l'enfant:
“Où donc allez-vous par ce beau temps ?”
いじわるなオオカミが子供(赤ずきん)に尋ねます。
「こんなに天気の良い日に、一体どこへ行くんだい?」
森の中で、いじわるなオオカミに声をかけられ、頰に指を当てて
少し考えている赤ずきんちゃん。
続く「3番」のカードでは、赤ずきんちゃんが少し強い態度に出ます。
((“Laissez-moi continuer ma promenade /
Je vais voir grand'mère malade .”
「私のお散歩を続けさせてちょうだい。」
「病気のおばあちゃんに会いに行くところなの。」
切手 : フランス
“Ce que je porte dans mon panier /
N'est pas à vous pour le manger .”
「カゴの中に入れているものはね、
あなたに食べさせるためのものじゃないのよ。」
“Je vais porter à ma grand'mère /
Un bon pâté qu'elle préfère .”
「おばあちゃんに届けに行くの。
おばあちゃんの大好きな美味しいパテをね。」
一度はオオカミを警戒しつつも、最後にはカゴの中身を
教えてしまう赤ずきんちゃん。
ここで注目したいのが、5枚目で赤ずきんちゃんが言った
「おばあちゃんの大好きな美味しいパテ(pâté)」という言葉です。
ドイツのグリム童話の赤ずきんちゃんでは、お土産といえば
「ケーキとワイン」、シャルル・ペロー版でのお土産は
平たい焼き菓子の「ガレット」と「バターの壺」です。
それがこのカードでは、フランス人の日常的なごちそうである「パテ」
(お肉やレバーを細かく刻んでペースト状にし、型に入れて焼き上げた料理)に
アレンジされています。
1枚の古い絵葉書のセリフから、フランスならではの食文化が
垣間見えるのが、本当に面白いところですね。
1番のカードにはまだ出会えていませんが、今も誰かの思い出と
一緒に眠っているのかもしれません。
次回は、この中の投函済みの「4番目」のカード裏面に書かれた
メッセージについてお届けしたいと思います。